長持ちさせよう

唐突ですが、これから先、何年住まいが必要だと思いますか?
35歳45歳60歳90歳
今現在、あなたが何歳なのか?何歳まで生きるのか?住まいは生涯必要です。
今現在、あなたが何歳なのか?何歳まで生きるのか?住まいは生涯必要です。

「日本の家は、寿命が短い」そう聞いたことがある人もいるかと思います。

確かに木造で造られた日本の家屋はあまり長持ちしないイメージです。海外のように、時が経って価値が上がるということもないし、新築時が一番で、あとは劣化していくのみ。そんな感じですよね。でも、実際にみなさんが住むとしたら、どうでしょう?できるだけ長持ちする家がいいと、当然思いますよね。では、どうすれば良いのでしょう。

皆さんは、性能表示制度をご存知ですか?平成12年に制定されたものなので、かなり浸透はしてきているかなと思うのですが、その中身までしっかりと理解している人は少ないかもしれません。もちろん簡単には説明もできないので、少しずつ家づくりノウハウの中でお話します。では、長期優良住宅についてはどうでしょう。ご存知ですか?長期優良住宅というのは、性能表示制度に示された性能等級を元にこの項目のこのレベルを満たしていれば、長期優良住宅になりますよ。というもので、長持ちする家ですよ、というお墨付きをもらうようなものです。その中には、構造部分のチェック項目や、維持管理に関するチェック項目などがあります。

最近、私がよくお話することは、長持ちする家にするためには、完成してしまった後では、見えなくなる部分(=構造)が大事であること、そして、そこで、どういう暮らし方をするか(=維持管理)が大事であること。

家は建てたら終わりではありません。時々、建てるまでは楽しかったけど、建てた後は地獄という人がいます(笑)地獄は大げさかもしれませんが、ひたすら住宅ローンを返済するために、働き、節約し、家はどんどん傷み、ローンを完済するころには、日本の住宅の寿命といわれる程の年月が経っている。それを考えると・・確かにちょっと暗い気持ちになります。

そうならない為に、どうすれば良いのでしょう。家づくりノウハウやその他、アドバイザーブログとして、お伝えしている、経験者や相談者の実際の話なども参考にできると思いますので、是非このサイトを活用してください。

ここでは、私が現場を見たり、相談を受ける中で、実際に感じたことや、学んだことをお伝えしています。続きは、ご興味ある項目を読んでみてくださいね。

中古物件を見に行く機会が時々ありますが、「築40年か、古い住宅だな。」と思って行ってみると、まだまだ、きれいで手入れが行き届いている場合もあれば、これが築40年?!と思う程、ボロボロなこともあります。ボロボロなんて、失礼な話ですが、この家を相続しても、確かに住むことはできないな。と思ったり、あるいは、もう人が住まなくなって、いったい何年経ったんだろうと思ったりすることがよくあるのです。

「人が住まなくなると、家が傷むのが早い。」と、聞いたことありませんか?何故、急激に傷むのでしょう。簡単に言ってしまうと、空気の流れが遮断されてしまうことが原因のひとつ。日本には、四季、温度・湿度変化があります。それに対応して、住む人が家の中の温度や湿度を調整しているはずです。窓をあけて換気をし、新しい空気を入れたり、湿気を逃がしたりしているのです。人が住まなくなることによって、そんな日常が遮断されてしまっているため、老朽化が進むのです。

実は、日常生活で、こまめに掃除をしている人とそうでない人の差は年月が経つと確実に出てきます。掃除が行き届かないと、家全体の痛みが早くなります。せっかく建てた住まいです。あなたの大切な住まいを長持ちさせるために、お金をかけるメンテナンスよりも前に、まずは日頃のお手入れを心がけて、過ごしてみましょう。これは、長ーい目でみれば、将来的には節約にもつながることです。

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1つ前の項目では、「住み方が大事」というお話をしました。長持ちさせるためのポイントとして忘れられがちな、日ごろのお手入れのお話でした。そして、今から家を建てるという人は、過去に学んで、丈夫な家を建てることを考えましょう。

地震に強い家として、耐震等級という指針が出来たため、少しだけわかりやすくなりました。耐震等級1よりも、耐震等級2の方が地震に強い家。等級3だとより強い家。そういう認識がありますか?でも、地震に強いとはどういう家なのでしょう。

等級3だから、地震が来ても大丈夫。大きな地震が来ても自分の身も家族の身も必ず守られるといったら、そんなことはありません。耐震等級3の家は2の家よりも、地震が起きた際に、建て物の揺れが小さくなるように、設計されています。ということは、地震が来た時に、すぐに倒壊せずに、逃げ出す時間が稼げるのです。それだけ、安全性は担保出来ていると言えますよね。ちなみに、過去に倒壊した家を見ると、大きな窓が連なる「連窓」型で、そこから縁側に出られるようになっていることが多く、その部分がぺちゃんと潰れてしまっています。開放的な大きな窓が南側に連なっているのが当たり前だった当時、居住空間としては、日差しが入ってくる心地よい場所だったのでしょう。

しかし、その設計が、結果的には地震に弱い建物となっていたのです。そのため、今は、建築基準法や、性能評価制度により、耐震性を確保した建築物を建てるようになっています。耐震性を上げる設計とは?もっと詳しくしく知りたい方は、少しずつ記事を投稿していきますので、是非読んでみてください。お急ぎの方は個別にご相談をお受けしておりますのでお問合せください。相談予約問い合せ

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家も車と同じように考えてみてください。当然、きれいに大事に使えば長持ちします。車の場合、下取り価格を気にして、すごくきれいに乗ってる方っていますよね。先ほど書きました、維持管理です。長期優良住宅には、維持保全計画というものが必須で、いわゆるメンテナンス計画を立てる必要があります。ただ、このメンテナンス計画書をしっかり理解して、実践されている方がどのくらいいるのだろうか?と、疑問に思うことがあります。建てる時に、書類だけを整えて、実践されていない人も多いのではないかと思うのです。

車は、中古車も多く流通していますよね。中古車でもきちん整備されて、十分に乗れるという安心感があります。家はどうでしょう?日本では、海外のように中古住宅を好んで買う人はほとんどいません。お金がかかる「家」ですから、経済的理由で、中古でもいいかなという人はいても、できれば、新築がいい。と言われます。車も確かにお金があれば新車がいいのかもしれませんが、家程、中古への抵抗感がないはずです。

そこで、今後重要になってくるのが、住宅履歴です。どこで建築した家か、どのような建物か、どこをどう増築したか。など、その情報を残すこと。今、購入しようとする中古住宅の多くは、図面も残っていなかったり、どこで建てたものかわからなかったり、場合によってはいつ建てられたものか分からない物もあります。だからこそ、不安なのではないでしょうか?家は、見た目ではわからない部分が多くあります。これから家を建てられる方は、しっかり情報を残しておくようにして欲しいです。一生そこに住むつもりだったとしても、何かの先には売却する可能性もないともいえないのです。

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