総2階がお得??

家づくりノウハウ

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じゅうmadoでも、お伝えしている「総2階だと、コスト的には有利です。」という理由。
ここでは、ちょっと真面目に解説いたします。

まず、総2階と2階建の違いから。出来るだけわかりやすいように、マス目(ブロック)で図化してみました。下図は建物平面(上から見たときの家の形と思ってください。)

(A)がいわゆる総2階です。(A)(B)いずれも、マス目の数は同じということで、同じ床面積(建物の広さ)であることを表しています。

コスト面で有利(お得)になるということは、どこかで、かかる費用を削減できるということになるわけですが、同じ床面積なので、単純に床材は少なくなりません。少なくなる箇所として、考えられるのは、外壁・屋根・基礎。面積が小さくなる=材料・手間が少なくなる=価格が安くなる。というわけです。

(1)屋根

一番分かり易いのは、屋根でしょうか。想像してみてください。図化した(A)・(B)の建物で、屋根が必要になるところは、どこでしょうか。屋根は、2階がある1階に必要ありません。つまり、総2階(A)は、1階と2階の大きさが同じなので、2階の部分にしか屋根が無いということです。しかし、(B)には、1階にも屋根が必要な部分が出てきますね。下図マーカー部分です。

(2)基礎

屋根と同じように、平面で考えられる基礎は、どうでしょう。もうお分かりでしょうか。基礎は、1階部分にしか必要ありません。上図で、1階部分が広いのは、全部で5マスある(B)の方ですね。最近は、布基礎ではなく、べた基礎(基礎の違いはまた別の機会に)であることが基本だと思いますので、面積が小さい程、価格は安くなります。そして、もうひとつ、基礎には立ち上がり部分があります。こちらは基礎の長さが短くなる程、価格は安くなります。

立ち上がりは、建物の外周部分だけでなく、内部にもありますが、今回は、外周部分だけとりあえず確認してみましょう。マスの1辺を1として考えると(A)は8(B)10。(B)の方が長くなりますね。

(3)外壁

最後は外壁です・・なんとなく、もう想像がつくようになってきたかもしれませんね。続きは・・Next

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