「本当にこわ~い 白ありのおはなし」セミナーを聴いて

アドバイザーブログ
セミナー会場の様子

2022年5月24日(火)
じゅうmadoアドバイザー大田政貴によるセミナーが開催されました。

今回、行われたセミナーについて、簡単にご案内します。

私自身は「じゅうmado住宅診断」において、何度か、シロアリ被害がある家を目にしたことがあります。とはいえ、そんなに数はありません。多くのご自宅はシロアリの被害はなさそう・・です。

しかし、私が子供の頃育った家は、羽アリが大量発生した記憶がぼんやりあるのです。子供のころにみた光景・・あれは、果たしてシロアリだったのか・・?そんなことを思いながら、セミナーを聴講してみました。

ここでは、セミナー内容の詳細までは書けませんが、お話のポイントだけ書き出すと、

  • シロアリの種類、その見分け方や生態について
  • 種類ごとに生息するエリアが異なる。カンモンシロアリって?
  • 実は、地面からの侵入だけではない!?防蟻処理の範囲が1mでは危険なの?
  • 何故、シロアリは死滅するのか?薬剤のおはなしと人体への影響

などなど、知っているようで、知らないことも多かった、シロアリのこと。途中、VTRや、ちょっとした実験などもあり、楽しく参加できました。

他参加者に、アンケートの実施を行ったところ、知らなかったことを知ることが出来たという方が多く、さらに自分でも調べてみようという強者もいらっしゃいました。

そして私自身も気になることというと、防蟻処理の範囲のこと。これまでは、GL(地面)から、高さ1mまでの範囲を防蟻処理しておけばOK。というのが、常識的だった。現在も多くの家を見に行くときには、床下を見ること。しかし、今は、それだけでは危険?!

アメリカカンザイシロアリという外来種、これは、地面からではなく飛んでやってきて、軒先などからも侵入する恐れがあるということ。さらに、蟻道(地面からの進入するシロアリが基礎などにつくる)のようなものがなく、木材の内部を進んでいくため、わかりにくいとのこと。

だとすると、個人的な感想ですが、これから新築を建てるという人は、GLから1mを常識とせずに、屋根までを含めて、薬剤処理をしておいた方がいいのでは?そうしないと、シロアリの被害から家を守れないのでは?

そうなった時に気になるのがやはり、薬剤の人体への影響でしょう。

今回は、ホウ酸系の薬剤と農薬系の薬剤ということで、お話がありましたが、人体への影響が少なく、シロアリに対しては、効力を発揮するということであれば、これも一つ選択する理由になるかもしれません。

前回のセミナー「おカネのおはなし~主婦こそ知っておくべき経済~」で、お金のことを考えるお話をしましたが、実際にかかる費用は?というと、やはり、人体への影響が少ないとされるホウ酸系の方が高く、家全体を薬剤処理しようとすれば、費用がさらにかさむという事実もあります。家を建てるのに、かけられる予算を考えると、実際の選択は難しいところかなとは思いますが、ぜひ、皆さんはしっかり検討した上で答えを出して欲しいと思います。

5年ごとに行うべきとされる、防蟻処理。薬の効き目を考えると、5年ごとにというのが常識にはなっていますが、選ぶ薬剤によっては、それも変わってくるのです。

結局、私が子供の頃に見た羽アリは、シロアリかどうか、わからないままですが(区別の仕方は分かりましたが、今となっては、詳細を思い出せない為)まあ、なんとなく、シロアリの仲間ではなく、クロアリだったんだろうな。と思ったりしています(笑)

そして、今後、住宅診断でお供する際には、蟻道の確認以外にも、気を付けるべきことがあることを心に留めておこうと思います。(実際には、住宅診断士の方が、飛んでくるシロアリの説明をされていることもありました。)

冒頭に書いたように、住宅診断で家をたずねた際に、「実際にシロアリがいた、または、シロアリがいた形跡がみられた」というケースは、あまりないのも事実です。セミナーの中でも、築20年を超えた家でも、全体の20%程度という話もありました。

多いと思うか、少ないと思うか、個人差があるかとは思いますが、被害に合った時の恐ろしさを考えると、やはり防蟻処理は大事なことだと思います。

じゅうmado宇部には、多くの方が個別相談に来られます。家を建てる時やリフォームする時に、迷いがある方は、ご利用ください。相談予約

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